接着剤

易解体性接着剤(開発中)

  • インテリア

独自のポリマー設計により、高い接着性と加熱による解体性を両立。外部トリガー(加熱)によって接着力が低下し、部材の変形や破壊を防ぎながら解体を可能にする新たな易解体性接着剤です。

特長

  • 強固な接着性と易解体性を両立
  • 自動車部材に求められる多様な機能
  • 無溶剤でVOC削減に貢献

用途

  • 自動車内装材
  • BEV関連部品

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易解体性接着剤(開発中)

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高い接着性能を持ちながら、加熱で容易に解体が可能。自動車内装材のリサイクル性の向上や、自動車部材の修理・交換の効率化を実現し、条件によってはコスト削減や製品ライフサイクルの延長につながる可能性があります。

高い接着性能を持ちながら、加熱で容易に解体が可能。自動車内装材のリサイクル性の向上や、自動車部材の修理・交換の効率化を実現し、条件によってはコスト削減や製品ライフサイクルの延長につながる可能性があります。

特長01

強固な接着性と易解体性を両立

モビリティ分野では高い接着強度が求められる部材にエポキシをはじめとする熱硬化性樹脂が広く使用されています。しかし、これらの接着剤は接着後の部品の分離や解体が困難で、部材の変形や破壊を引き起こす可能性があります。
旭化成の新しい易解体性接着剤は、独自のポリマー設計により、使用時には高い接着性能を発揮する一方で、解体が必要な場合には、加熱によって接着力を低下させることが可能であり、解体温度は設計により制御することができます。これにより部材の変形や破壊を防ぎながら容易に解体可能です。

特長02

自動車部材に求められる多様な機能

旭化成の易解体性接着剤は、各種プラスチック(PET、PC、ABS、PMMAなど)はもちろん、金属にも強固に接着します。さらに、伸び率が高く、高い柔軟性を備えています。

特長03

無溶剤でVOC削減に貢献

従来の溶剤型接着剤ではVOC(揮発性有機化合物)の発生が避けられず、環境負荷や作業者の健康リスクが問題視されてきました。
旭化成の易解体性接着剤は、無溶剤で使用可能なため、VOCの発生を低減。これにより、作業環境の改善や環境負荷の軽減が可能になります。ただし、実際の効果は使用条件や作業環境によって異なります。

活用方法01

リサイクル性の求めらる部材への適用

自動車内装材やBEV関連部品は、製品寿命後のリサイクルが強く求められる部材です。従来のエポキシなどの熱硬化性接着剤は、一度硬化すると解体が困難で、廃棄時には複合材として処理せざるを得ない場合が多くありました。旭化成の易解体性接着剤は、熱による接着力の制御により解体を容易にし、条件によってはリサイクル効率が向上し、資源循環や環境負荷低減への貢献が期待されます。

活用方法02

修理やメンテナンスの多い部品への適用

車両の一部部材や電子機器においては、修理や交換を前提としたメンテナンス性が重視されます。従来の接着剤では、強固に固定された部品の取り外しが難しく、修理時に周辺部材を破損させてしまうリスクがありました。旭化成の易解体性接着剤は、高い接着性能を有しながらも、加熱処理によって容易に解体可能です。そのため、修理や部品交換の際に対象部材のみを効率的に取り外すことができ、再利用や補修がしやすくなることが期待されます。これにより、使用条件によって異なりますが、メンテナンスコストの削減や製品ライフサイクルの延長に寄与することが期待されます。

製品に関するQ&A

Q熱をかけて解体する際、どちらか一方の被着材表面に接着剤を残すかを制御できますか?

A 異種材料を接着している場合、解体時に一方の被着材表面にのみ接着剤を残すように制御できる可能性があります。これにより、もう一方の面には接着剤が残らず、再利用しやすくなります。

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