光学樹脂
AZP™️
- インテリア
- エクステリア
- エレクトロニクス
AZP™️は優れた低複屈折性・耐光性・耐熱性を有する光学透明樹脂で、従来の樹脂やガラスでは難しかった、鮮明でクリアな映像と軽量化・自由な設計の両立を実現します
特長
- 加工手段によらない優れた低複屈折性
- 耐熱性と耐光性
- 高硬度(3H程度)
用途
- ディスプレイカバー
- HUD光学部品
優れた低複屈折性、耐熱・耐光性、高硬度を持ちながら、樹脂ならではの加工性・軽量性を活かし、次世代の車載光学製品の進化に寄与します。
優れた低複屈折性、耐熱・耐光性、高硬度を持ちながら、樹脂ならではの加工性・軽量性を活かし、次世代の車載光学製品の進化に寄与します。
高硬度
AZP™️の表面硬度は3H程度であり、環状オレフィンポリマー(COP)やポリカーボネート(PC)に比べ耐傷つき性に優れます。
ディスプレイカバー
近年内装のデジタル化が加速し、ディスプレイの大型化(ナビゲーション、計測器、空調操作等の表示を一体化)や曲面化(車内の内装に沿うようなデザイン)のニーズが高まっています。それと同時に、そのカバーにおいても自由な加工性を求められることが想定されます。しかしながら、ガラスカバーは加工性に制限があり、また一般の透明樹脂カバーはその複屈折により、偏光サングラス越しの視認性が課題になります。
AZP™️は、射出成形による自由な形状設計を可能にする他、その優れた低複屈折性により偏光サングラス越しでもクリアな視認性を保持し、従来にないユニークな形状のディスプレイを設計することが可能です。
HUD光学部品(導光板、レンズ、偏光ビームスプリッター他)
昨今搭載数が増加しているヘッドアップディスプレイ(HUD)では、装置の小型化と高輝度化のニーズから、レーザー等の偏光を利用した装置の事例が増加しています。しかしながら、レンズ等の光学部品に複屈折があると、偏光が乱れ、光量のロスや視認性の低下に繋がってしまいます。
AZP™️は、その優れた低複屈折性により偏光を崩さず光量を維持し、鮮明な映像の実現に寄与します。また、射出成形により、自由なデザインの光学部品を設計することも可能です。加えて、耐光性にも優れるため、長期間使用しても黄変しにくいことも特徴です。
光学部材としての提案例
・車載カメラ前玉レンズ、LiDARレンズへの活用も提案しております。・車載用途のみならず、近年開発の進むAR/VR機器向けの光学部品としても注目されています。
製品に関するQ&A
Q特殊な成形が必要ですか?
Q複屈折を抑えるために後工程(アニール等)が必要ですか?
Q環境試験でどのような影響がありますか?
Qオプティカルボンディングによる貼合は可能ですか?