LIB用電解液
超イオン伝導性電解液(開発中)
- バッテリー
既存の電解液を凌駕するリチウムイオン伝導性があり、LIBの低温での出力向上と高温耐久性の両立を実現。電極の厚膜化による高容量化や部品点数の削減によるダウンサイジングにも貢献します。
特長
- 高いリチウムイオン伝導性
- 電極/電解液界面の制御技術
- 低温から高温まで使用可能な電解液技術
用途
- リチウムイオン電池
高出力から高容量化までの電池設計の高い自由度で、ハイブリッドから電気自動車(EV)迄の様々な用途に適用できます。低温から高温まで幅広い温度範囲で安心して電池を使用でき、また、高い急速充電性能で電気自動車の利便性を向上します。
高出力から高容量化までの電池設計の高い自由度で、ハイブリッドから電気自動車(EV)迄の様々な用途に適用できます。低温から高温まで幅広い温度範囲で安心して電池を使用でき、また、高い急速充電性能で電気自動車の利便性を向上します。
低温から高温まで
使用可能な電解液技術
LIBの低温動作性と高温耐久性とを両立することは難しいとされてきました。超イオン伝導性電解液は低温でも高いリチウムイオン伝導性を保ち、かつ高温でも安定な負極保護被膜を有し、低温から高温まで幅広い温度帯で使用できます。これらは溶媒に用いたアセトニトリルの特性と旭化成独自の電解液組成調合技術によってもたらされます。
低温での出力向上と、
高温での耐久性向上とを両立します。
EVの普及に伴い低温(-20℃以下)や高温(50℃以上)といった過酷な温度条件でも、安心して使用できるEVへの期待が高まっています。低温では電池容量及び出力の低下や長い充電時間が問題となり、高温では電池劣化の加速という問題が生じます。超イオン伝導性電解液を用いたリチウムイオン電池では-40~-20℃の低温でも高い出力で動作し、かつ60℃の高温でも高い充放電サイクル耐久性を示すことが実証されています。
電極の厚膜化による高容量化に貢献
EVの航続距離を伸ばすためにLIBのエネルギー密度向上が求められており電極の厚膜化が検討されています。しかし電極を厚膜化するとリチウムイオン伝導効率の低下が問題となります。超イオン伝導性電解液はその高いリチウムイオン伝導性によって電極を厚膜化しても実用的な電流値で高効率な充電放電を可能にするため、電池を高容量化し電気自動車の航続距離を伸ばします。
電池の搭載量を削減し、小型化・軽量化に貢献
LIBの小型化・軽量化技術へのニーズが高まっています。超イオン伝導性電解液はその高いリチウムイオン伝導性によって電池を高出力化できます。これにより電池パックの出力を維持しつつ、電池の搭載数を削減し、小型かつ軽量な電池パックの実現に貢献します。
高い急速充電性能で、電気自動車の利便性向上に貢献
EVではバッテリー充電に時間がかかることが利便性を下げる要因の1つであり、急速充電に対応する電池の開発がなされています。超イオン伝導性電解液はその高いリチウムイオン伝導性によりLIBの充電時間の短縮に貢献します。
製品に関するQ&A
Q超イオン伝導性電解液はどのような成分を含みますか?
Q超イオン伝導性電解液を取り扱うための特殊な設備が必要ですか?