エレクトロニクス

ガソリン車から電気自動車への移行は、消費者の購買傾向に影響を及ぼしています。自動車は移動手段であると同時に、多くの時間を過ごすための空間になり、次世代のクルマは、乗員の自宅と目的地の間にある「快適な空間」になるとされています。ここではさらなる安全性、静音性、くつろぎ、エンターテインメントが求められます。旭化成は、乗員のモニタリングシステム、アクティブノイズコントロール、まるでコンサートホールにいるような音楽を楽しめるオーディオの技術や、ノイズの無いクリアな会話を実現するボイス技術など、さまざまな新技術を提供しています。

用途資料ダウンロード

オーディオ

オーディオコンポーネント

グループ会社である旭化成エレクトロニクス(AKM)は、30年以上にわたり多くの車載インフォテインメント・システムに使用されるオーディオICを開発・提供してきました。 業界最高水準のスペックを持つラインアップで、エンジニアの使いやすさを第一に考え抜かれた AKM のオーディオD/Aコンバーター(DAC)であれば、皆様が考え抜かれたシステムの実力を最大限に引き出すことができます。

オーディオ & ボイス DSP

電気自動車や将来の自動運転車両の普及により、車室内のプライバシーと快適性、そしてノイズの無いクリアな会話を実現するボイス技術への要望が高まっています。AKMは、周囲の騒音を低減し、より臨場感のあるオーディオ体験を提供することができます。ハンズフリーや車載通信技術に加え、アクティブロードノイズキャンセリング、エンジン音合成、車内環境に合わせた音声処理などのラインナップがあります。

テレマティクス

オーディオ & ボイス DSP

自動車事故など、緊急時に外部とコミュニケーションを取るためのシステムを準備しておくことは、自動車のさらなる安全性を追求する上で必須の要件となります。 自動車の緊急通報システムでは、テレマティクスの規格に準拠した高信頼性のソリューションが求められます。
AKMは、20年以上にわたるハンズフリー通話での実績を活かし、eCallなどの緊急時通信システムに適したボイスDSPを提供しています。 これにより、事故発生時の迅速な対応を行うためのシステム実現に貢献します。

車載センシング & モニタリング

ミリ波レーダー IC / ドライバーモニタリング

居眠り運転や子どもの車室内置き去りを防止するためには、ドライバーや同乗者の状態をモニターすることが重要です。AKMのミリ波レーダーICは、高い空間分解能と高精度を特長としており、複数人の同時位置・バイタル情報のセンシングが可能です。これにより、カメラを使用せず、プライバシーを確保できる新たな非接触センシングを実現します。

ミリ波レーダー / 導波管スロットアレーアンテナ向け樹脂材料

導波管スロットアレーアンテナは、通常、金属製の導波管に多数のスロットアンテナ素子を設けアレーアンテナとして動作させる構造のミリ波帯アンテナで、近年、その性能の高さからADAS等への適用が検討されています。

旭化成と東京科学大学(旧:東工大) 廣川研究室は、
金属メッキしたザイロン™XP650(AA105-52)で導波管を形成し、導波管スロットアレーアンテナの重量と製造コストを抑える試みに取り組んでいます。

ザイロン™XP650(AA105-52)およびザイロン™ DG040は高耐熱性に加え、幅広い温度帯で安定した低線膨張係数を実現しており、導波管スロットアレーアンテナのような精密性が求められる金属部品の樹脂化に適したグレードです。

エレクトロニクスのご相談はこちら