エレクトロニクス
ガソリン車から電気自動車への移行は、消費者の購買傾向に影響を及ぼしています。自動車は移動手段であると同時に、多くの時間を過ごすための空間になり、次世代のクルマは、乗員の自宅と目的地の間にある「快適な空間」になるとされています。ここではさらなる安全性、静音性、くつろぎ、エンターテインメントが求められます。旭化成は、乗員のモニタリングシステム、アクティブノイズコントロール、まるでコンサートホールにいるような音楽を楽しめるオーディオの技術や、ノイズの無いクリアな会話を実現するボイス技術など、さまざまな新技術を提供しています。
オーディオ
オーディオ & ボイス DSP
電気自動車や将来の自動運転車両の普及により、車室内のプライバシーと快適性、そしてノイズの無いクリアな会話を実現するボイス技術への要望が高まっています。AKMは、周囲の騒音を低減し、より臨場感のあるオーディオ体験を提供することができます。ハンズフリーや車載通信技術に加え、アクティブロードノイズキャンセリング、エンジン音合成、車内環境に合わせた音声処理などのラインナップがあります。
オーディオD/Aコンバーター
AKMのオーディオD/Aコンバーター(DAC)は、独自のデジタル・アナログ変換技術により、高音質オーディオシステムのソリューションを提供します。
AVレシーバー、セットトップボックス、スピーカーシステム、デジタルTV、カーエンターテインメントシステムなど、様々なアプリケーションに採用され、音質向上、消費電力改善、外付け部品の削減などに貢献しています。
テレマティクス
オーディオ & ボイス DSP
自動車事故など、緊急時に外部とコミュニケーションを取るためのシステムを準備しておくことは、自動車のさらなる安全性を追求する上で必須の要件となります。 自動車の緊急通報システムでは、テレマティクスの規格に準拠した高信頼性のソリューションが求められます。
AKM は、20 年以上にわたるハンズフリー通話での実績を活かし、eCall などの緊急時通信システムに適したボイス DSP を提供しています。 これにより、事故発生時の迅速な対応を行うためのシステム実現に貢献します。
ドライバーモニタリング
ミリ波レーダー IC
居眠り運転や子どもの車室内置き去りを防止するためには、ドライバーや同乗者の状態をモニターすることが重要です。旭化成エレクトロニクス(AKM)のミリ波レーダーICは、高い空間分解能と高精度を特長としており、複数人の同時位置・バイタル情報のセンシングが可能です。これにより、カメラを使用せず、プライバシーを確保できる新たな非接触センシングを実現します。