CES2022 出展レポート

沢山のご来場ありがとうございました

2022.01.05 - 01.08

AKXY2 CONCEPT MOVIE

REPORT

2年ぶりのリアル開催

CESは世界最大級のエレクトロニクス技術展示会であり、コンシューマー向けハードウェア、コンテンツ、テクノロジーなどのメーカー、開発者、サプライヤーが一堂に会し、世界のビジネスリーダーや先進的なイノベーターが業界の重要な課題に取り組む世界最大規模のイベントです。
今回のCESはコロナ下でのオンライン/リアルでのハイブリッド開催となり、現地の会場では来場者に厳しい感染対策のガイドラインが設けられました。2年ぶりのリアル開催ということで事前の期待は高まっていたものの、オミクロン株の感染拡大を背景に、一昨年に比べると来場者は4分の1程度にとどまり、会場では空きスペースが目立ちました。

各社が描くモビリティの未来

回を重ねる毎に存在感を増しつつあるモビリティ関連の展示では、Denso、Continental、Yanfeng といった例年大きなブースを構えているサプライヤー大手が不参加となるなどの影響を受けましたが、それでも、Stellantisグループ、BMW、Hyundaiなどの自動車OEM大手による出展が行われ、会場は賑わいを見せました。電子インク技術を応用し車体の色を一瞬で変えることが可能なBMWのコンセプトカー”iX Flow”、ロボティクスでモビリティの未来像を提示したHyundaiの一人乗り用PODや運搬用ロボットは来場者の注目を集めました。その他、EV専業メーカーではFisker、Phoenix Motorcarsといった米国勢に加え、ベトナムのVinFastやトルコのToggなど新興メーカーの躍進も目立ちました。Teslaとして今回出展はありませんでしたが、Elon Musk氏も関わるThe Boring Companyの”Vegas Loop”がラスベガスの会場地下に建設され、TeslaのModel 3に乗って専用のトンネルレーンを自動で移動できるサービスを提供。来場者は、これまでなかった新鮮な体験を味わうことができました。異業種では、ソニーがコンセプトカー”Vision-S”のSUVモデルを発表、同時にモビリティ新会社の設立をアナウンスし、従来の業界の垣根が一層低くなりつつあることを強く印象付けました。
会場全体で見ると、スポーツカーなど一部の特殊モデルを除き、出展されたほとんどの車両はEVであり、これからのEV時代の到来を予感させる展示会となりましたが、中でも充電インフラを手掛ける企業の出展が増えていたことは特筆すべき点です。この傾向自体は一昨年の展示から変わっていませんが、以前は急速充電、大容量充電設備といったテクノロジーにフォーカスしていたのに対し、今年は小型かつ設置コストの安い家庭用(レベル2)充電ポートの展示が大半でした。先述のEVの本格普及に向けて、これまで遅れていたインフラ側もようやく動き出したといえるかもしれません。

モビリティ分野以外の見どころ

日韓のエレクトロニクスカンパニーが大型ブースを構え存在感を示す一方で、今回は感染再拡大の懸念から、GAFAMをはじめとするテックカンパニー大手がリアルのブースへの出展を直前に見送りました。そのため、斬新なコンセプトの製品・技術が打ち出されていた過去の展示会と比べると全体として少し未来感に欠けるところはありましたが、その分、既存技術の進化が前面に出た印象でした。また、昨今注目が高まっている「メタバース」に関連した仮想空間向けのVR製品・技術のブースが目立っており、新たなトレンドが生まれつつあることを感じさせました。

New & Next Normal

人にやさしい快適な車室空間を提供

これまでCESへは旭化成エレクトロニクス(株)が特定のお客様と事前アポを取った上で商談を行う形態での参加でしたが、今回は初めて旭化成グループとしてメイン会場にブースを構え、「Mobility」と「Home & Living」の分野で幅広く出展を行いました。ブースは2階建ての構造となっており、1階では旭化成の「Mobility」と「Home & Living」に関する各種展示を、2階ではこれまでのCESと同様にゆったりと商談を行うことができるスペースを設けました。
1階の展示ブースでは、体験型のデモや動画を中心に構成することで、来場者の皆様に旭化成グループの製品・技術をよりリアルに感じていただけるよう工夫を凝らしました。お陰様で、数多くの方に足を止めていただき、実りある情報交換をすることができました。中でも、五感で感じる未来のモビリティ空間を表現したコンセプトモック“AKXY POD”は、今回が海外での初のお披露目となりましたが、世界観とデザインが来場者の皆様から好評を博し、米大手テレビ局の取材も入るなど注目を集めました。

Exhibition

01

快適・安全・安心な未来の車室空間を
具現化したコンセプトモック

「AKXY POD」

「AKXY POD」は旭化成グループのさまざまな繊維製品や樹脂製品、センサーなどを用いて制作されたもので、来場者に五感(触感・視覚・聴覚・嗅覚など)を通じた未来の車室空間の体感・イメージを提供します。

Exhibition

01

快適・安全・安心な未来の車室空間を
具現化したコンセプトモック

「AKXY POD」

「AKXY POD」は旭化成グループのさまざまな繊維製品や樹脂製品、センサーなどを用いて制作されたもので、来場者に五感(触感・視覚・聴覚・嗅覚など)を通じた未来の車室空間の体感・イメージを提供します。

Exhibition

02

カーシート用
バイタルセンシングソリューション

「Biological information measurement system」

人間の心拍や呼吸の情報を非接触型センシング技術で高精度に計測するシステムです。薄型電極を自動車の座席シートに埋め込み設置することで、子どもの車内置き去り防止への応用や、ドライバーの眠気や身体異常等の検知に必要な人体情報をリアルタイムに計測することができます。

Exhibition

02

カーシート用
バイタルセンシングソリューション

「Biological information measurement system」

人間の心拍や呼吸の情報を非接触型センシング技術で高精度に計測するシステムです。薄型電極を自動車の座席シートに埋め込み設置することで、子どもの車内置き去り防止への応用や、ドライバーの眠気や身体異常等の検知に必要な人体情報をリアルタイムに計測することができます。

Exhibition

03

アクティブロードノイズキャンセル
ソリューション

自動運転の普及により、車室内のプライベート空間としての様相は強まり、また、自動車の電動化によりこれまで気づかなかった環境ノイズの低減など、今後さらなる快適性が求められます。AKMは、15年以上に渡り培ってきたハンズフリー通話や車室内コミュニケーションに加え、Silentium社の技術を活用したアクティブノイズキャンセルソリューションを開発しています。CESではそのコンセプトイメージを提示します。

Exhibition

03

アクティブロードノイズキャンセル
ソリューション

自動運転の普及により、車室内のプライベート空間としての様相は強まり、また、自動車の電動化によりこれまで気づかなかった環境ノイズの低減など、今後さらなる快適性が求められます。AKMは、15年以上に渡り培ってきたハンズフリー通話や車室内コミュニケーションに加え、Silentium社の技術を活用したアクティブノイズキャンセルソリューションを開発しています。CESではそのコンセプトイメージを提示します。

Exhibition

04

タッチフリーのアルコール検知
ソリューション

ステアリングコラムやサイドドアなど、シームレスに車両に埋め込むことができ、数秒で呼気中のアルコール含有量を読み取ることができるアルコールセンサーを展示いたしました。 マウスピースを必要とせず、タッチフリーであるこのセンサーは、業務用車両等に実装された場合、作業者のオペレーションに影響することなく、輸送の安全性に貢献することができます。

Exhibition

04

タッチフリーのアルコール検知
ソリューション

ステアリングコラムやサイドドアなど、シームレスに車両に埋め込むことができ、数秒で呼気中のアルコール含有量を読み取ることができるアルコールセンサーを展示いたしました。 マウスピースを必要とせず、タッチフリーであるこのセンサーは、業務用車両等に実装された場合、作業者のオペレーションに影響することなく、輸送の安全性に貢献することができます。

Asahi Kasei x You

情熱を持ちお客様と共に成長する企業でありたい。
AKXYシリーズは旭化成の車載コンセプトの象徴です。

2017

AKXY

2017 AKXY

「自動車の安全・快適・環境への貢献」をテーマにしたコンセプトカーを提案

2019

AKXY POD

2017 AKXY

未来の車の快適空間を提案

2022 AKKY2 4月特設サイトオープン

CONCEPT MOVIE

モビリティに求められる価値はますます多様化してきています。AKXYでは「自動車の安全・快適・環境への貢献」、AKXY PODでは「五感で感じる未来のモビリティ空間」を提案してきました。AKXY2ではこれからのモビリティに求められる価値を提案し、お客様と協創していきたいと考えています。

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