vol.05 特集テーマ 機能価値から感性価値へ

エンジン全開:新しい展示会で車がアートと融合

※記事内の情報は2022年1月当時のものになります。

 

マイアミ・デザイン地区(Miami Design District)で、イタリアの自動車車体製造会社であるアレス・モデナ社(ARES Modena)がデザインした豪華なスーパーカー、ARES S1の北米プレミア展示会が開催中です。この展示会では、目を見張るような彫刻やアートワークに囲まれて車体が展示されており、車の魅力を際立たせています。今回、このインスタレーションを担当したのは、高い評価を受けているアーティスト、ヒューバート・フィップス(Hubert Phipps)氏です。

マイアミ・デザイン地区は米国フロリダ州マイアミにある地区で、ショッピング、ダイニング、文化を楽しめる地として開発されました。この地区はもともとブエナ・ビスタ地区の一部で、マイアミ現代美術館があります。

この地区では、斬新な芸術作品を展示することは珍しいことではありませんが、車を展示することはあまり一般的ではありません。しかし、今では多くの車が文化的アイコンと見なされるようになっており、ARES S1スーパーカーモデルのルックアンドフィールはかなり考えられています。

アーティストのヒューバート・フィップス氏は、アレス・モデナ社との共同作業を依頼されました。同社はスーパーカーのリ・デザインとカスタマイズを専門としています。フィップス氏は今回の展示会のタイトルを「Ascending(上昇)」としました。

フィップス氏が自動車の世界に関わるのはこれが初めてではありません。同氏は元国内の自動車レースの優勝者でもあり、パイロットでもあります。こうした理由から、今回の展示会では、加速や空気力学の構造に対する同氏の愛情から生まれた作品が複数展示されています。

 


『Voyager』、ヒューバート・フィップス氏作(鋳造ステンレス鋼)
(出典:https://www.1195ec-55f7.icpage.net/hubert-phipps–ares-1)

フィップス氏はドライバーとして、SCCAフォーミュラ・アトランティック・ナショナル・チャンピオンシップとフォーミュラ・アトランティック・プロフェッショナル・シリーズで優勝歴があります。また、パイロットとしては4,000時間以上の飛行時間を記録しています(現在でもフロリダ – バージニア間で定期的にエアバス・ヘリコプターH-120を操縦しています)。

フィップス氏の彫刻作品は有名で、同氏は彫刻をする上で従来のアプローチを多数採用していますが、同時に3Dコンピューターモデリング、3Dスキャン、3D印刷、バーチャルリアリティなどの最新技術を使用して、さまざまな作品を創作しています。

アレス・マイアミ(Ares Miami)の事業開発責任者であるモー・エラリシー(Mo Elarishy)氏は、今回の展示について次のようなコメントをフォーブスに寄せています。「米国で初のショールーム公開に際し、ARES S1のプレミア展示を華々しく飾る作品として、当社はヒューバート・フィップス氏による大胆な彫刻とアートワークを選びました。一緒にご覧いただくことで、想像力をかき立てる強力な融合が生み出されるからです。」


ARES S1スーパーカーの新作モデルの北米プレミア展示会では、アメリカ人アーティストのヒューバート・フィップス氏による新しいアート作品も同時展示されています。
(出典:youtu.be/5hcJV1HRy6E

ARES S1の展示では、アレス・モデナ社が哲学として掲げている「『共創』する会社」を実際に目で見られるようにデザインされています。この高級車メーカーが今回の手法で見せたかった理由としては、お客様が将来購入する車にさまざまなデザインを施すことができるということを示すためです。たとえば素材や色を選択し、車両のシルエット、ドアや窓の数を決めることができます。

フィップス氏とアレス・モデナ社のコラボレーションは、アートと自動車デザインの両方で新たなインスピレーションを生み出すことでしょう。

※記事内の情報は2022年1月当時のものになります。

 

この記事、エンジン全開:新しい展示会で車がアートと融合(Revving it up: Car meets art in new exhibit)の初掲載先はDigital Journalです。

この記事はDigital JournalのDr. Tim Sandleが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comにお願い致します。

 


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