vol.05 特集テーマ 機能価値から感性価値へ

創造的思考に磨きをかけ、創造的に考える時間を作るための10の戦略

ほとんどの仕事には、少なくとも何らかの創造性が必要です。しかし、創造的思考力を高めることは、単に生産性を向上させることと同じではありません。雑念を取り払い、邪魔が入らない工夫をするなど、生産性に関わる基本的な習慣をいくつか身に着けることはできるかもしれません。しかし、たとえ目の前の問題だけに集中したとしても、意志の力だけで問題解決に必要な創造性を呼び起こすことはできません。

幸いなことに、創造性の助けが必要な時にも、生活全体においても、創造性を高める方法はあります。創造性が高く柔軟であればあるほど、結果的には責任をより迅速に、そしてよりうまく果たすことができるのです。

 

創造的思考力を高める必要性

自分の役割に創造性が必要でないと感じても、創造的な発想は様々な形で役に立ちます。

  • 創造的な応用。高い創造性が明らかに応用できる場面があります。もしあなたがウェブサイトのデザインや、新製品の考案、あるいは生まれ持った創造性をある程度必要とする他の仕事の責任者であれば、斬新な考え方ができるのは損ではないでしょう。新しい発想をより早く思いつくことができ、結果的にはより質の高い仕事ができるのです
  • 解決。解決する必要のある問題はどれも、創造的に考えればより効率的に解決できます。例えば、クライアントに約束した期限に間に合いそうにないとき、創造的思考によって代替となる解決策が見つかるかもしれません。あるいは少なくとも、クライアントへの伝え方に関する戦略を考え出せるでしょう。また、個人的な対立をうまく解決に導いたり、ロジスティクスを改善したりするために、創造的な問題解決法を用いることもできます。
  • 消耗の回避。創造的に考えることは、消耗を回避するのにも役立ちます。新しく興味深いやり方で仕事をし、独特な見方で周囲を考察することで、仕事への注意深さや積極性を維持することができます。

先延ばしをやめる実証済みの方法はありますか?

 

創造性を強制的に発揮できない理由

残念ながら、創造性とは強制的に発揮できるものではありません。実際、創造的な解決が必要な問題について一生懸命考えれば考えるほど、苛立ちがつのり、結果的に潜在的な解決策から遠のいてしまいます。創造性とは、周囲の環境や頭の中にある複数の要素が相互的に作用した産物であり、息抜きや新しい情報源、独特な思考パターンなどを必要とします。新しいひらめきを無理やり得ようとしても上手くいかないのです。それよりむしろ環境を整え、習慣を最適化して、自然に創造力が発揮できるように努めてください。

 

創造的なインスピレーションの根源

日常生活でより創造的な思考をするために役立つインスピレーションの根源:

1. 自分に適した音楽をかけることで、聴覚も刺激できます。
多くの場合、音楽は集中力や生産性の向上に役立ちますが、選ぶ音楽のジャンルと性質が重要です。多くの人たちにとって、歌詞を重視した音楽は落ち着くよりもむしろ気が散ってしまい、好みでない音楽をかけるとその音楽が嫌いになるでしょう。それよりも個人的に好きな音楽、できれば抽象的で創造的なものを選曲してください。その曲を一日中、低音量から中音量で流し続けましょう。

2. 抽象芸術
視覚に注目してみましょう。コンピューターの画面をじっと見たり、解決しようとしている問題について考えたりしては、新しい創造的な方法で考える役には立ちません。それよりも、何か別の発想をもたらしてくれるようなものに注目するほうがはるかに良いでしょう。オフィスの壁に抽象画をかけ、リラックスして新しいアイデアを考え出したいときはいつも眺めてください。あまり考え過ぎず、その絵を見ている間はただぼんやりとしてみましょう。

3. エッセンシャルオイル
創造性を刺激する最善の方法の一つに、新たな感覚を体験するということがあります。まずは、様々なビジネスエッセンシャルオイルを使って嗅覚を刺激しましょう。香りによって違った効果があると言われており、例えばラベンダーは、リラクゼーション効果と関連付けられています。
これらの効能に関する科学的証拠には諸説ありますが、ひとつ確かなことがあります。興味深い、または心地よい香りに包まれることで環境に変化を起こし、新たな環境へとリフレッシュすることができるのです。お好みのエッセンシャルオイルをいくつか選び、手元に置いてください。そしてリラックスしたいときや環境を一新したいとき、1つの香りを選ぶか、いくつか順番に使用してみてください。

4. シャワーを浴びる。
シャワー中に新しい創造的なアイデアを思いつくというお決まりの展開には理由があります。シャワー中は気を逸らせるものや、関心を引くものがありません。問題に一生懸命集中したり、様々な誘惑に駆られたりする代わりに、我々は落ちる水の環境音に包まれて「ぼーっと」しがちなのです。
したがって、より創造的に考える最善の方法は、休憩を取ることだと言えます。今取り組んでいる仕事から離れ、余裕を持ちましょう。その仕事に集中していなくても、あなたの潜在意識は問題に向き合い続けます。もしかしたら、離れたとたんに「ピン!」とくるかもしれません。

5. 運動する。
同様に、何か運動をしてみましょう。そして運動中は音楽やポッドキャストを聞かないでください。ワークアウトは一種の休憩です。していることについて深く考える必要がないので、頭の中が自由になるのです。さらに、エンドルフィンの流れを刺激し、ストレスを発散できるので、仕事に戻った際にはより明瞭に考え、より生産的に取り組むことができます。
さらに効果を得るには、行ったことのない場所へのジョギングやウォーキング、サイクリングをしてみましょう。次のヒントに偶然出会えるかも知れません。

6. 新しい環境
同じ作業スペースやオフィスに押し込まれた状態で創造的な考え方をするのは難しいものです。創造的思考力は、新しい体験に刺激されて発揮されるため、常に新たな環境を追求することが大切です。近所を散歩するだけでも想像力を働かせるには十分かもしれませんが、新しいコワーキングスペースや新しいカフェ、その他の行ったことのない場所へ行くのはさらに効果的です。周りのオフィス家具を変えるだけでも多少の効果はあるかもしれません。

7. アイデア・ネットワーク
どこから問題解決に着手すればよいかわからないとき、アイデア・ネットワークを用いてブレインストーミングすることができます。紙を一枚用意して、ブレインストーミングしようとしている中心的なアイデア、テーマ、問題などを書き、丸で囲みます。そして、この中心にあるコンセプトから線を引き、連想する言葉、コンセプト、またはサブタイプへと繋ぎます。さらに関連する言葉などへとマッピングしていきます。ほんの数分で、そのコンセプトの物理的なマッピングができ、これを使って考えを方向付けたり、見過ごしていたような小さなコンセプトを検討したりできます。

8. 適切なタイミング
生まれつき、一日のうちの特定の時間に創造性や生産性が高まる人もいます。活気がないないときや頭が働かない時間帯にいつも仕事をしているとすれば、基本的に時間を無駄にしているのです。自分が朝型だと思う人は、創造的な仕事は午前中にするようにしましょう。夜型の人は、夜の仕事に適したスケジュールへと最適化しましょう。また、タイミングを利用して創造力を鍛えることもできます。例えば、タイマーをセットして、時間切れになるまでに、できる限り多くのアイデアを書き出すといった方法があります。

9. 他の意見や見解
自分自身の限界が原因で、創造的な思考ができず苦労することがよくあります。私たちは一つの視点からしか物事を見ておらず、それが「既存の枠にとらわれない思考」を妨げています。これを解決するには、他の人々と話して、違う見解を得る必要があります。問題の解決を試みるのであれば、同じ問題を扱っている人と話をしてください。さらに良いのは、その問題から全く関係のない人と話すことです。彼らはその問題について違う見方をするかもしれませんし、その見方が問題の本質的な原因に光を当てるかもしれません。

10. 睡眠
ベストな思考をするには、十分な休息が必要です。睡眠が頭の中で新たな結びつきを形成する貴重な機会であることを示す証拠が複数存在しています。難しい問題に行き詰っている場合は、短い仮眠をとってはいかがしょう。常に新しく創造的な解決方法を考え出す必要があるときは、睡眠習慣に細心の注意を払いましょう。毎晩推奨されている7~9時間の睡眠をとるようにし、その間は決まった時間に就寝・起床するようにしましょう。

 

創造的思考を高めるためのおまけのヒント

次の工夫を取り入れることで、より良い結果が得られます。

  • 違うアイデアでも寛容に受け入れる。

「完璧な」アイデアに固執して他を一切許容できないようでは、どこへもたどり着けません。違うアイデアも寛容に受け入れましょう。新しいものを生み出し続けていれば、そのうちダイアモンドの原石が見つかります。

  • 子供のように(または素人のように)考える。

意図的に子供のように、あるいはこの話題についてどう考えたらいいかわからない素人のように考えることで、見方を変えましょう。そのコンセプトの、普段は考えないような新たな一面に光を当てることができます。

一人で行う必要はありません。ブレインストーミングの過程をクラウドソーシングしてみてはいかがですか。身近な人々に新たなアイデアを考える手助けをしてくれるよう頼んでみる、またはオンライン上のプラットフォームを利用するという方法もあります。ソーシャルメディア上の調査を利用して、独特な意見や見解をリモートで集めてみましょう。

  • 戦略を多様化する。

最も重要なのは、創造性とは即ち新しさだということです。同じ戦略や同じアプローチを何度も繰り返し使っていては、新しいことなど何も思いつかないでしょう。時には物事を組み合わせ、新たな角度で試してみてください。

プロセスに縛られることなく、より創造的に考える方法をひとたび身に着けてしまえば、いかに時間を節約でき、いかに力強いアイデアを生み出せるかに驚くでしょう。これらの戦略はすべての人に同じように効果を発揮するわけではありませんが、習慣を変え、日々の業務に新しいアプローチを取り入れ始めれば、ほぼ確実に成果は現れるでしょう。

創造的思考に磨きをかけ、それをする時間を作るための10の戦略の記事は、Calendarに最初に記載されました。

本記事は、Calendarに記載されたものです。

この記事はBusiness2CommunityのAngela Ruthが執筆し、Industry Diveコンテンツマーケットプレイスを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.com.にお願いいたします。

 


この記事をシェアする

LinkedIn